それぞれのカレー

今夜は2年ぶりに中高の学友と会うため、夫への夕食にカレーを仕込んだ。

実家では、市販のルーで作る普通のカレーはもっぱら、母がパートの棚卸しや忘年会で夜、家を空ける日に作られていた(冬場はおでんの時もあり)。

一方、キーマカレーやグリーンカレー、スープカレーといった凝ったカレーは、土曜日、母がパートの日に父に作ってもらえるカレーで、わたしはこっちの方が好きだった。

    

家庭人となったわたしもこの系譜を継いで、飲み会等夜に家を空ける日にはカレーを作って置いておく。煮込み作業が今夜の予定に向けてマインドセットする時間になってたり。

    

わたしは辛口のエスニックカレーが好きだけど、夫はバーモント甘口みたいなカレーが好き。

    

思えば夫と付き合う直前の初デートが神保町のボンディ、付き合って2回目のデートが下北沢のマジックスパイス、初めて振る舞った手料理もカレーだった。カレーが育んだ愛、、( ^ω^)

    

カレーを作らねばならぬ!!と予行練習のため父とスーパーに買い出しに行き、

    

一からカレー作りを指南してもらった(当時26歳)のが懐かしい。

    

家庭科の授業以外で初めて料理を振る舞ったかも(⌒-⌒; )

    

ところで市販のルーを使っているのに、カレーって本当に家庭によって違うから面白い。

    

わたしのキーマカレー(父レシピ)が夫に大変褒められたといった話を同僚にしたところ、

    

彼女も母親のレシピのカレーが夫に一番美味しいキーマカレーって言われたんです♪と話していた。

    

ちなみにその夫婦は結婚式から半年も経たずに離婚したのだけれど(;´Д`)

    

〜父のキーマカレー〜

    

エリンギ・人参・玉ねぎのみじん切り+ひき肉+トマト缶1

    

↑を炒めて、普通のカレー用ルーを水少なめにして、溶く。

    

わたしはこれにナスの微塵切りも追加したりする。

    

エリンギが、良いキノコエキスを出してくれて旨みが増すのだ。

    

普通のカレーを作る際も、まぁ冷蔵庫の中身によるけど、父の夏野菜カレーを意識して

    

ナスやピーマンを具材にすることが多い。

    

わたしは鍋で具材を炒めてそのまま煮込んでしまうけど、父は夏野菜カレーもスープカレーもメインの野菜は別で焼いて、最後にトッピングしてくれた。今思えばめちゃめちゃ手間だ。

    

作るタイミングは母に、流派は父に影響されたわたしのカレーの話でした。

    

娘もいつかカレーを作るのかな。

    

説明文     

父と一緒に作ったカレー。

    説明文     

初めて今の夫に振る舞ったカレー。上にウィンナーをトッピングしてこなれ感。

  説明文  

父には他にキムチ鍋などのレシピも教えてもらった。

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